お勧めヒーリングミュージック

ヒーリングミュージックと1/F揺らぎ

音楽療法への誤解

環境音楽

ヒーリングミュージック参考リンク

・お勧めヒーリングミュージック

このページでは、お勧めのヒーリングミュージックを紹介していきます。有名な曲もあえて紹介しますが、ぜひ聞いてみてください。楽曲のイメージを紹介します。他に、ヒーリングミュージックに関するミニ情報も加えていく予定です。

クラシック編

ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番 OP18
最初の交響曲の不評によって自信を失った作曲者が、ニコライ・ダール博士の催眠療法によって、治癒されていく過程で作曲されたといわれる作品。音楽療法のプロセスの中で生み出された本来的な意味でのヒーリングミュージックの名曲。
20世紀のポピュラー音楽の影響が感じられることや、そのセンチメンタルな情緒が「時代遅れの音楽」として硬派の音楽評論家の攻撃の的となることもありますが、暗い第一楽章の冒頭部分は、作曲者の精神状態と同期する魂をとらえるはず。

ラフマニノフ ヴォーカリーズ OP34-14
これも、この作曲者特有のほの暗い情緒のなかに憧れを秘めた帝政ロシアの芸術独特の雰囲気を持った名曲です。母音だけで歌われる声楽とオーケストラによる演奏の版がお勧め。(様々な楽器への編曲が存在します。)
この作曲家には、「死の島」という不気味で不安に満ちた音楽もありますが、これも上記のピアノ協奏曲第2番と同様ラフマニノフの鬱の状態と動機する芸術療法的音楽ではありますが、ちょっと強すぎます。取り扱い注意。

ラフマニノフ 交響曲2番 OP27 第3楽章
ピアノ協奏曲第2番の2楽章と同様、まさに、光が差し込んでくるような夢のような作品。
強いストレスや不安をもっているような場合の治療用音楽としてではなく、寝る前や、ゆっくりと寛ぎたいときに聞くべき癒しの音楽。

カントルーブ オーベルニュの歌
他の作品が余り知られていないフランスの作曲家の作品。 オーベルニュ地方の民謡に基づく作品群の中の一つ。
牧歌的な暖かい曲調が特徴。ラフマニノフ 交響曲2番 OP27 第3楽章と同様にリラクセーション用の音楽。

ディーリアス 去りゆくつばめ
イギリスに生まれ、病をえてその晩年をフランスで過ごしたドイツ人作曲家ディーリアスの作品。
弦楽四重奏曲の第3楽章を弟子のフェンビーが弦楽合奏用に編曲した作品。
まさに夏の終わりを惜しむような空気の匂いが漂う静かで極上の音世界。
この作曲家の独自の和声が顕著なヒーリングミュージック(どちらかというと、リラクセーションミュージックでしょうか?)

ディーリアス 春初めてのカッコウを聞いて
上記の作品と同様ディーリアスの個性がうかがえる作品。タイトルとおりの牧歌的な作品で、カッコウの鳴き声を模した音形も印象的な佳曲。

ディーリアス 2つの水彩画
この作品は、元々混声合唱の曲ですが、お勧めは、フェンビーが弦楽合奏用に編曲した2曲の組曲の1曲目の方です。ディーリアスの合唱の扱い方は、思ったよりアグレッシブ?なので、ヒーリングミュージックとして選ぶのであれば、弦楽合奏への編曲版をお勧めします。疲れた心を癒すヒーリングミュージックです。尚、2曲目は農民の素朴な生活を描いたという感じもする舞曲調の佳曲。

「美しき星座」 14世紀の前衛 チコーニア
CDのタイトルにも「14世紀の前衛」とありますが、今聞いてもなお新しい魅力を放つヒーリングミュージックといえるでしょう。 この作曲家の音の揺らぎに中に憩うのは、至福の時間。

バード3声のミサ
バードの代表作としては、4声、5声のミサ、Ave Verum Corpusがあります。 宗教音楽がヒーリングミュージックであるのは、当然ですが、その中でも、バードのこの3声のミサは、シンプルで静謐な情緒をたたえた癒しの音楽です。

ドボルザーク 弦楽セレナーデ OP22
体も、心も疲れた夜に聞く、ヒーリング音楽として、お勧めです。 特に第一楽章、第二楽章、第四楽章がお勧め。

浄夜(浄められた夜) OP4

12音技法によって、音楽史上初めて調性のない音楽を作曲したアーノルト・シェーンベルクの初期の作品。
リヒャルト・デーメルの同名の文学作品に霊感を受けて書かれたと言われる、この長大な(30分弱)作品をそのまま音楽療法に使うのは決してお勧めしませんが、前半の緊張をはらんだ部分と、後半15分以降の和解を象徴するような、世紀末的な優美さを湛える静かな部分の対比が、強く心に訴えかける音楽です。
この人の音楽は、無調の作品でも後期ロマン派的な情緒を内包しているように感じます。
原曲は、弦楽六重奏曲ですが、作曲者自身の編曲による弦楽合奏版の方がお勧めです。

バーバー 弦楽のためのアダージョ 作品11
アメリカでは訃報のBGMの定番、また数々の映画のBGMとして使用されているので、作曲者の意図とは無関係な先入観をもたれているかもしれません。
しかし、パッヘルベルのカノンのように何の説明もいらないよく知られた癒しの音楽であることは、間違いありません。
弦楽四重奏曲第1番の第2楽章より弦楽オーケストラに編曲された作品ですが、原曲よりもこの弦楽合奏用に編曲された作品が、リラクゼーションには向いていると思います。

バーバー 「ノックスヴィル、1915年の夏」 作品24
病床の父親を思い、その父の愛情に育まれて過ごした幼少の頃の思い出を綴ったジェイムズ・エイジーの散文詩「A Death in the Family」を元に、この古き良きアメリカのノスタルジーを声楽と管弦楽の世界に表現したバーバー1947年の作品。
実は、この曲の作曲中、バーバーの父もまた病床にあったといわれ、原詩の持つ深く静かな悲しみが、独特の音楽に昇華されています。
15分を超える作品で、途中に活気のある街の風景を描写した中間部があり、再び前半の静かな部分が再現される構成をとっており、この音楽をそのまま音楽治療の場面に用いることは、余りお勧めできませんが、癒しの音楽としては、最高の一曲でしょう。

グリーグ 2つの悲しき旋律 作品34
第1曲 傷ついた心
第2曲 晩春
グリーグは、自身の声楽曲を弦楽オーケストラのために編曲しています。この作品は、その中の一つ。
グリーグ独自の和声感覚と、ノルウェー民謡のフレーバーを感じさせる至高のヒーリングミュージック。
それでいて、サウンドトラックのような親しみやすさ、懐かしさを感じさせる名曲です。
魂に強く訴えかけるようなこれらの編曲作品群が、余り演奏される機会がないのが本当に不思議です。

ドビュッシー 夜想曲
ショパンのピアノ曲で周知の夜想曲という形式とは、かなり違った音楽。
オーケストラのために書かれた組曲で、ここで、推奨するのは、第2曲「祭り」を除いた
1.雲 / 3.海の精
不安や緊張を解きほぐし癒すために効果的というのではなく、精神的な労働で疲れた夜にさりげなく聞き流すと、不思議に疲れがとれる音楽です。
交響詩「海」にも通じた雰囲気をもつ、いかにもドビュッシーらしい印象派の音楽なので、次々に立ち現れるメロディを楽しむというより、洗練された響きの中に心を解放するという姿勢で楽しむべき音楽といえるでしょう。
このような人々の心の変化こそが、環境音楽やヒーリング・ミュージックという音楽ジャンルが一つの様式として多くの人々に認識されてきている所以であり、自然界の音(例えば風が木立と会話する音や、草原の草が反射する陽の光)を大自然のシンフォニーとして聞きとるというような音楽に対する新しい接し方として、従来の音楽鑑賞のスタンスとまた違った一つの生活スタイルが周知されてきている遠因ということでしょうか。
(自然音と音楽の融合を意識した音楽に興味のある方は、ここここを参照してみてください。)

ヒーリングミュージックと1/F揺らぎ

人間が常時受け取っている情報の中の「揺らぎの性質」と脳の覚醒状態の間に相関関係があって、たとえば、揺らぎのない正確にタッピングされたサイン波の人口雨だれ音と、現実の自然音の1/F揺らぎを示す音を聞かせた場合、前者のほうが、眠気を誘い、脳波は、θ波を示すことが予測されますが、揺らぎのない、雨だれ音にイライラしてくる人もいて、このような精神状態の場合、脳はβ波を示します。
1/F揺らぎを示す音楽を解析するために、その揺らぎ成分だけを取り出した音や、逆に再生した音楽を聞かせることを考えると、1/F揺らぎ信仰が可逆的にも真であるとはいい難くなります。
また、実際にヒーリング(治療)のセッションの場面で使用する薬としての音楽(音)と、リビングルームで聞くヒーリングミュージック(癒しの音楽)は、異なると考えた方が良いでしょう。
広大なアジア各国の研究成果もこれから我々の前に明らかになってきますが、モーツアルトなどの西洋音楽を聞かせると拒絶反応を起こす日本人も多く、日本音楽の構造に近いものや、ロックのエッセンスをもった音楽に癒しを求める人もいるはずです。
音楽療法の現場では、セラピストの経験によって、適切な音楽(音)を使い、高い治療効果をあげています。
精神的なハンディーを持つ人に、エンヤや、モーツアルトを強制的に聞かせていれば、IQが上ったり「遂には健常者になれる」(健常者、障害者という考え方には疑問を感じますが・・・)わけではないと思います。
音楽療法の同質の原理が示唆するように、その人が「今その場で」必要とする音楽がベストのヒーリングミュージックでしょう。
ヨーロッパの石の建築物の中で心地よく感じられる音楽(音)と、アマゾンの密林の中で調和する音楽(音)は当然違う筈だということです。

音楽療法への誤解

「ヒーリングミュージックという、一定の様式を持った音楽が存在していて、その特定の音楽が殆どの人の特定の症状を改善することができる」
「1/F揺らぎの特徴を示す音楽が良い音楽であり、西洋音楽が最も優れている。」
「モーツアルトを聞くだけでIQが高くなる。」
詳細は、以下のヒーリングミュージックのリンクなどから調べてみてください。

環境音楽の意義

いわゆる環境音楽というジャンルの音楽の中には、人間の音楽の認知を考えた上で、意図的に既存のどの音楽にも偏らないように作曲されたものがあり、病院等の特殊な環境に溶け込む機能音楽(サウンド)として、一定の効果をあげています。

・ヒーリングミュージック参考リンク

ヒーリングミュージック オーガニゼイション
ヒーリングミュージックのための総合情報サイト。音楽療法や、幅広い関連ジャンルをカバーした情報源

ヒーリングのための音楽とウエルネス
音楽療法や、医療と音楽とのかかわりを研究している、Dr. Alice Cashのサイト。役立つ情報が満載です。

ヒーリングミュージック-Sanctuary-
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